300人寝転がって星空楽しむ 亀山でペルセウス座流星群観察会 三重

【寝転がり流れ星を楽しむ家族連れ=亀山市関町沓掛の鈴鹿峠自然の家グラウンドで】

【亀山】亀山の市民団体「坂下星見の会」(瀧本麻須美代表)は12日夜、亀山市関町沓掛の鈴鹿峠自然の家グラウンドと隣接する鈴鹿馬子唄会館で「みんなで流れ星を見よう」と題して、星空観察会を開き、市内外から家族連れら約300人(主催者発表)が、ペルセウス座流星群の観察を楽しんだ。

参加者らは、鈴鹿馬子唄会館で瀧本代表から、流れ星についての知識を学び、直系2メートルの球体「デジタル四次元地球儀」に映る、地球や月、夏の星座を鑑賞した後、同グラウンドに移動して、持ち寄った敷物の上に寝転がり、夜空に放射線状に流れる流れ星を楽しんだ。

同市羽若町の小学4年生の服部亜子さん(9つ)は「流れ星が見えて感激した。世界が平和でありますようにと願いごとをした」、同じ4年生でいとこの松岡舞衣さん(10)は「見えた時、思わず指でさした。南海トラフ地震が起こらないことを、心の中で祈った」と話した。

瀧本代表は「多くの人に楽しんでいただけた。天文を身近に感じて、興味をもってもらえれば」と会場内を見回っていた。