水球の三重勢、男女が東海で2連覇 全国でも期待 国スポ

【国スポ東海ブロック大会で男女そろって優勝した県勢】

佐賀県でこの秋開催の、第78回国民スポーツ大会=国民体育大会から改称=に向けた東海ブロック大会は8月、愛知県で開かれ、三重勢も熱戦に加わっている。2―4日に日進市の口論義運動公園プールで開かれた水球では少年男子、女子の2部門を2年連続で制覇。昨年の鹿児島国体で優勝を果たした少年男子を中心に全国の舞台でも活躍が期待されている。

少年男子、女子ともに岐阜戦、静岡戦、愛知戦の3戦全勝。山場はいずれも1点差で辛勝した岐阜戦だった。女子は試合終了間際、主力選手4人が永久退水を命じられるピンチを全員で乗り切った。少年男子は競技時間を終えても決着がつかず、サッカーのPK戦にあたるペナルティーシュート戦の末無敗を守った。

県内ではジュニア世代の育成が盛ん。四日市中央工が7月の東海高校総体で4連覇している少年男子世代はもちろん、女子もチームの司令塔の東京五輪代表岩野夏帆ら主力メンバーは小学時代から県内ジュニアチームで水球を始めた。鹿児島国体で悲願の初優勝を果たした少年男子は2連覇、女子は初の入賞を目指して、9月9日から佐賀県で行われる国スポに挑む。