近未来の四日市“見学” 児童ら仮想空間体験 三重

【高花平地区学童保育所で3D都市モデルを操作する児童(日の本福祉会提供)】

【四日市】三重県北部で学童保育所を運営する社会福祉法人「日の本福祉会」(四日市市松原町)は9日、四日市市中心部の3D(3次元)都市モデルを操作する体験会「近未来の四日市を見てみよう」を同市内5カ所の学童保育所で開き、児童約170人が参加した。

子どもたちに同市の魅力を知ってもらい、愛着を深めてもらおうと企画。同法人は今年3月にもインターネット上の仮想空間「メタバースYOKKAICHI」で近未来の四日市を体感できるイベントを開き、学童保育所や学習支援を利用する児童約100人が参加している。

体験会では、同市都市計画課が協力して各学童保育所をアプリ「Zoom」でつなぎ、中心部開発の様子を伝えるニュースや現在の近鉄四日市駅前の様子を動画などで紹介。

その後、児童らがタブレットを操作し、3D都市モデルを体験すると、駅と新たに駅の東側にできるバスターミナルを結ぶ円形の歩道橋(円形デッキ)も現れた。

桜地区学童保育所(同市桜町)の会場で参加した伊藤大輝さん(9つ)は「四日市の近未来について知ることができてよかった。今年中に円形デッキができるので、行ってみたい」と笑顔で話していた。

【桜地区学童保育所で3D都市モデルを操作する児童(日の本福祉会提供)】