伊勢新聞

伊勢シーパラの「常連」紹介 フナムシやアカテガニ展示 三重

【水族館の常連さんとしてフナムシとアカテガニの特徴や生態を紹介する特別展示=伊勢市二見町の伊勢シーパラダイスで】

【伊勢】三重県伊勢市二見町の伊勢シーパラダイスは9月1日まで、夏休みの特別展示を行っている。夏になると野生のフナムシやアカテガニが館内を歩き回ることにヒントを得て、水族館の敷地内で採集したフナムシ約70匹とアカテガニ10匹を展示し、ユニークな特徴や生態を紹介している。

特別展示はふれあい魚館で実施。夏の館内でよく見かけるフナムシとアカテガニを「小さな常連さん」として年間パスポート風に紹介し、展示水槽も来館者が記念撮影を楽しむトロピカル広場を再現するなど工夫した。

アカテガニがなぜ同館に現れるかや、見た目が似ているフナムシとゴキブリの違いなども説明しており、来館者らが興味深そうに見入っていた。

午後3時以降には「暗闇カエル観察会」を開催。イエアメガエルやアカメアマガエルなど14種を飼育するエリアを消灯し、専用のライトを使って夜行性のカエルが活発に活動する姿を観察できる。8月31日まで。

飼育員の水野愁太さん(24)は「特別展示を通じて身近な生き物を知ってもらえれば」と話した。