「初めての将棋面白かった」 津・松菱で子どもら体験 三重

【大川さん(奥中央)の指導で駒を進める参加者=津市東丸之内の松菱で】

【津】三重県津市東丸之内の松菱は10日、同店で夏休み特別企画「ちびっこ将棋体験教室」を開き、事前に申し込んだ5―12歳の男女児16人が参加した。

初心者や初級者に将棋を身近に感じてもらおうと毎年夏休みに開催。桑名囲碁将棋サロン庵(いおり)(桑名市桑栄町)代表の大川英輝さん(48)ら4人が手ほどきした。

参加者は、一から教わりたい初心者と、基本の知識がある初級者に分かれて体験。初心者7人には大川さんが指導用の大盤を使って駒の種類や動かし方を説明し「敵陣に駒が入って『成る』と、金と同じ扱いになる」などと述べた。

初級者は3人ずつ多面指しの指導を受け、アドバイスに何度もうなずいていた。

将棋は初めてという津市立南立誠小5年の吉田梨乃さん(10)は「初めてだけど駒の進む方向が分かってすごく面白かった。もっとやってみたい」と感想を話した。