子育て中の親子ふれあい 亀山、おにぎり調理やワークショップ 三重

【「うぉーたーぷにぷに」体験をする親子(右側)=亀山市羽若町の市総合保健福祉センターで】

【亀山】子育て中の親子を対象にイベント「親子ふれあいサロンまつり」が9日、三重県亀山市羽若町の市総合保健福祉センターで開催され、多くの親子連れでにぎわった。

イベントは、子育て中のママさんたちの声をかたちにと活動している、亀山の市民団体「にじいろサロン」(磯﨑みこと代表)と「親子サロンKitty cafe」(西村愛子同)、「リフレッシュサロンYui」(下重智子同)の3団体が主催。個々にイベントを開催しているが、合同開催は初めて。

会場では「遊び」「学び」「体験」をテーマに、夏休みワークショップとして、ワカメや昆布に含まれる天然成分「アルキン酸ナトリウム」と「乳酸カルシウム」を水に入れ化学反応させて、ウサギやカメの型に流し、固形にして水に浮かべる「うぉーたーぷにぷに」やネイルチップストラップ体験を楽しんだ。

【そろいのエプロンを着けておにぎりを握る親子(右側)=亀山市羽若町の市総合保健福祉センターで】

保健師による出前講座「熱中症について」で、熱中症の危険性について学び、子どもらは屋外に設置した仮設プールで水浴びして遊んだ。

また、参加者らは自分の昼食用に、みそ汁と炊いたご飯にシャケと昆布を具にした「おにぎり」を調理。シャケを具におにぎりを握った小学2年生の男児は「丸くなったおにぎりをお母さんが三角にしてくれた」と話していた。

磯﨑さん(44)は「市内外から多くの親子に来ていただき、皆さん笑顔で楽しんでもらえた。さまざまな活動団体と輪を広げ、次回のイベントにつなげたい」と会場内を見回っていた。