藤波朱理(四日市出身)が金メダル レスリング女子53キロ級、連勝は137に

【パリ五輪のレスリング女子53キロ級で金メダルを獲得した藤波朱理=8日、パリで(共同)】

パリ五輪第14日の8日、レスリング女子53キロ級決勝で、三重県四日市市出身の藤波朱理(20)=日体大=がルシアジャミレス・ジェペスグスマン(エクアドル)を退け、初出場のオリンピックで金メダルを獲得した。

父・俊一さんが主宰するINABEレスリングアカデミーで競技を始め、俊一さんがレスリング部監督を務める県立いなべ総合学園高3年時の2021年に世界選手権で初優勝した。四日市市立西朝明中学生時代からの連勝は137になった。

五輪女子レスリングの県勢優勝は、津市出身の吉田沙保里さんのアテネ五輪(04年)、北京五輪(08年)、ロンドン五輪(12年)の55キロ級、松阪市出身の土性沙羅さんのリオ五輪(16年)69キロ級、四日市市出身の向田真優選手の東京五輪(21年)53キロ級に続く6大会連続となった。

一見勝之知事の話 藤波選手金メダル獲得おめでとうございます。藤波選手の日々のたゆまぬ努力はもちろんご両親の支えが大きな力になったことと思います。レスリング王国三重のスーパースターとしてのさらなる大活躍を応援しています。

森智広四日市市長の話 藤波選手が五輪初出場に加え金メダル獲得の期待がかかる中、子どものころからの夢をかなえて金メダルを獲得したことは日本中の人たちに勇気と希望を与えてくれました。大きな感動をありがとうございました。