【松阪】三重県の松阪市は6日、市内の小学6年生6人が参加する「一日市長体験」を実施した。竹上真人市長が「一日秘書」としてサポートし、子どもたちは決裁や公務、記者会見をこなした。
市政運営に関心を持ってもらおうと昨年に続いて開いた。15人が応募した。
小学生らは市長室で模擬決裁を体験し、部長会議の冒頭に出席。防災対策課で能登半島地震での被災地支援の説明を受け、同市文化財センターはにわ館の国宝埴輪(はにわ)を視察した。
模擬記者会見で「自分が市長になったら」のテーマで発表し、「通学路に竹の根っこがあり危ない。交通安全対策をして交通事故ゼロの松阪市を目指したい」「タブレットの使用を減らして視力低下を防ぎ、学力向上に取り組む」と抱負を語った。
市長体験の感想を問われ、「楽しかったです」「次の自分に生かせそうです」「市長がどんな仕事をしているのか分かった」と話していた。
竹上市長は「松阪市に興味を持ってほしいと思い企画した。名刺交換したり、記者会見でスピーチしたり、記憶に残ると思う」と語った。