「不倫示談」350万円詐欺被害 四日市の高齢夫妻、息子名乗る男に 三重

【四日市】三重県警四日市北署は5日、四日市市の80代男性会社役員と70代の妻が、息子を装った男に現金350万円をだまし取られたと発表した。詐欺事件として捜査している。

同署によると、男性の妻は1日夜、息子を名乗る男から「コロナかもしれない」と電話があり、翌日「会社の女性との不倫関係が相手の夫にばれた。示談金を用意してほしい」と言われた。

妻は男性に相談。男性は男の指示で市内を移動し、路上で弁護士の関係者を名乗る外国人風の男に現金200万円を手渡した。さらに現金を要求され、別の男に現金150万円を手渡した。実際の息子に電話して被害が発覚した。