伊勢新聞

交通遺児支援に役立てて 三重県タクシー協会、育成基金に寄付

【青山支所長(右)に目録を手渡す森本副会長(中)、感謝状を手にする古川副会長=津市雲出長常町の県自動車会館で】

【津】三重県タクシー協会(末吉利敎会長、加盟53事業所)は「タクシーの日」の5日、津市雲出長常町の県自動車会館で、公益財団法人交通遺児等育成基金に10万円を寄付した。

大正元年に日本で最初にタクシーが走った日を記念日として毎年全国でさまざまなPRをしている。県協会ではPRの予算を社会貢献に充てようと平成21年度と同26年度から毎年、同基金に寄付をしており今年が12回目となる。

贈呈式ではいずれも同協会副会長の森本臣紀・嬉野タクシー会長(83)と古川真・丸万タクシー代表(56)が、同基金の県内協力機関の自動車事故対策機構三重支所の青山文彦支所長(52)に目録を手渡し「二種免許を持つ我々は安心安全の模範になるべき。事故の遺児の支援に役立ててもらいたい」と述べた。

青山支所長は「貴重な寄付を交通遺児や家族のため有効活用します」と謝辞し、感謝状を伝達した。