桑名石取祭、最高潮に 「日本一やかましい」、祭車練る 三重

【桑名】鉦(かね)と太鼓を打ち鳴らし、「日本一やかましい祭り」と言われる「桑名石取祭」が3、4日の2日間、桑名市中心部で開かれた。

4日夜は桑名宗社(通称・春日神社)で「渡祭(とさい)」があり、最高潮を迎えた。40台の祭車が順番に神社に練り込み、楼門前ではやしを奉納。多くの見物客が訪れ、一帯は熱気に包まれていた。

祭りは、市南部を流れる町屋川の清らかな石を桑名宗社に奉納したのが始まりとされ、江戸時代初期から続く。国の重要無形民俗文化財で、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産にも登録されている。