第56回西日本大学女子ソフトボール選手権大会は4日、三重県熊野市有馬町の山崎運動公園などで2、3回戦の計12試合が行われた。春季東海地区リーグ2部1位の鈴鹿大は2回戦で、春季関西リーグ1部4位の同志社大に0―3で敗れた。
鈴鹿大は初戦に続き、2年生右腕の田中里歩が先発登板。一回に連打で1失点すると、三回はランニング本塁打を浴びた。六回にも追加点を許したが、六回3失点で完投。打線は得点圏に走者を2度進めるも、単打のみの散発5安打に終わった。
田中は「もっとやれた」と悔しさをにじませた。初回は制球が定まらず、二回以降は低めの直球とチェンジアップを中心に。今度は「決め球に苦戦」し、流れを断ち切れなかった。山田恵(さとし)監督は「2、3点は仕方がない。あとは打線だ」と語った。
鈴鹿は昨年度から新体制が発足した。部員は1、2年生のみで計16人。全員が全国高校総体の出場経験を持つ。今大会は初出場。1回戦で春季関西リーグ2部1位の立命館大に1―0で七回サヨナラ勝ちを収めていた。