第106回全国高校野球選手権大会(日本高野連など主催)の組み合わせ抽選会が4日、大阪市のフェスティバルホールで開かれた。16年ぶり3度目の県代表・菰野は、大会第3日の1回戦第3試合(9日午後5時開始予定)で、14年ぶり4度目の出場の南陽工(山口)と対戦することが決まった。
春夏通算4回目の甲子園で、まずは初の1勝を目指す。山口拓真主将は「菰野高校の歴史を変えるという意味でもしっかり初戦の勝利に向けて調整していきたい」と表情を引き締めた。
主戦左腕栄田人逢を始め、2年生を中心とした戦力で2008年以来となる夏の甲子園出場を決めた。初戦の相手は同じ公立校。2年生中心のメンバーで県大会を勝ち抜くなど共通点が多い。
また今大会から、1日3試合の場合、暑熱対策として試合を午前と夕方に分ける「朝夕2部制」が導入される。午後5時開始予定の菰野の試合は、途中からナイター照明が入る展開が予想されている。
菰野の森田亮太監督は「(対戦相手は2年生中心で)勢いを持ったチームという印象。自分たちの野球ができるかどうか。ナイターゲームの経験もないので対策を考えて、まず守備が落ち着いてできるようにしていきたい」と話した。