伊勢新聞

交通災害募金に協力を 津市内中学バスケ部員が呼びかけ 三重

【募金活動をする部員ら=津駅前で】

【津】三重県の津市内中学のバスケットボール部員による募金活動が2日夕、市内5駅であった。橋南▽橋北▽西橋内▽西郊▽南郊▽久居東▽久居西―の7校計約90人が、交通災害募金への協力を呼びかけた。

9月に開催される市内中学男女バスケットボール大会「第18回TSU・ANOTSUカップ大会」に合わせた社会貢献活動で募金は14年目。橋南中出身でパリパラリンピック出場の前川楓さんが部員だった在学中に交通事故に遭ったことをきっかけに交通災害募金を呼びかけている。

生徒は江戸橋▽津▽津新町▽南が丘▽久居―の5駅に分かれ、帰宅時間帯に約1時間活動。津駅西口では橋南中2年の男女部員11人が募金箱やプラカードを手に交代で呼びかけ、協力者に「ありがとうございました」と声をそろえた。

女子キャプテンの相賀咲良さん(13)は「こんなに入れてもらえると思っていなかったのでうれしかった。事故に遭った人のためになったら頑張ったかいがある」と話した。小畑由起顧問(28)は「活動を通じ社会に貢献できる人間力を付けてくれるといい」と期待した。