伊勢新聞

不登校生徒の進路支援 説明会に中学生、保護者ら 三重・亀山

【高校の関係者らから説明を聞く保護者ら(手前)=亀山市若山町の市社会福祉センターで】

【亀山】三重県亀山市川合町で不登校児童生徒の居場所「フリースペースかめっこ」を運営する「亀っ子サポート」(稲葉栄一理事長)は3日、同市若山町の市社会福祉センターで、不登校傾向の中学生とその保護者らを対象に、「令和6年度きめ細やかな支援のための進路(進学)説明会」を開いた。

市教育委員会と市中学校長会が共催。市PTA連合会、不登校の親の会「でんでん」が協力した。

説明会には、1―3年生の中学生48人と保護者ら計100人のほか、若者就業サポートステーション・みえ(津市羽所町)、市内3中学校の教諭ら40人も参加した。通信制や定時制課程など県内の私立、公立高校計12校の校長や教諭が各班に分散し、高校での教育への取り組みや学校生活の様子などを説明した。

中学3年生の男子生徒の母親は「進学先など、さまざまな選択肢の情報を聞くことができて、将来への希望を持つことができた。子どもの意見を尊重して、どの道に進めばいいのか、じっくり話し合います」と話していた。