アイの生葉でストール染める 津で体験会 三重

【かくはんしたアイの生葉を絞ってこす参加者ら=津市榊原町で】

【津】三重県津市榊原町の榊原温泉振興協会は3日、同町の「湯の瀬」バーベキュー棟で「藍の生葉染体験」を開き、女性3人が同町で育てたアイの葉を使い、絹のストールを染めた。

アイの生葉の時季に伝統の手染めを楽しんでもらおうと一昨年から夏場に開催。同協会の森孝之さん(62)らが講師を務めた。

参加者は無地のストールをねじったりビー玉を入れたりして絞り模様を施した後、朝刈ったアイを大きなボウル一杯になるまで茎から外した。

水と一緒にミキサーにかけ、絞ってこした緑色の染め液にストールを浸すと、15分ほどで明るい水色に染まった。

2度目の参加の宮島真理子さん(63)=伊賀市=は「何度やっても楽しい。素材で染まる色が違うのも面白い」、瀬尾美紀さん(60)=名張市=は持参した帯揚げも一緒に染め「赤い帯揚げがワインレッドに変わってうれしい」と話した。

同体験は10日と31日にも開催。各回5人定員で参加費はストール代と湯の瀬日帰り入浴券付きで3千円。問い合わせは同協会=電話090(2272)0297=へ。