【三重郡】三重県菰野町の御在所ロープウエイは、御在所岳(標高1,212メートル)の山上で夏を過ごすアキアカネが秋以降、どこまで飛んでいくのか行動範囲を調査する恒例の「アカトンボふる里さがし大作戦」を9月1日まで実施している。
参加者はタモでアキアカネを捕まえ、羽に赤い油性ペンで御在所の「G」マークをつけて放す。御在所岳山上公園にある「ございしょ自然学校」で午前10時から参加者を受け付けており、タモやペンは無料で貸し出している。
秋になってGマークのトンボを見つけたら、NPO法人「ECCOM(エコム)」に連絡するよう呼びかけている。調査は昭和46年から続けられ、これまでには福井県敦賀市でGマークのトンボが発見されたことも。昨年は、京都市上京区で見つかったという。
山上は市街地よりも10℃ほど涼しく、展望レストラン「ナチュール」では、県産のマイヤーレモンを使ったレモンスカッシュなど夏限定のメニューを提供している。
同社広報担当の佐藤優華さん(36)は「連日暑い日が続いていますが、アカトンボも避暑に訪れる涼しい山の上で、夏の楽しいひとときを過ごしていただけたら」と話した。