飲酒運転し信号無視 三重県警、男性警部補を停職処分

乗用車を飲酒運転して信号無視をしたとして、三重県警は2日、組織犯罪対策課の男性警部補(36)を停職1月の懲戒処分とした。県警は同日付で道交法違反(酒気帯び運転、信号無視)の疑いで警部補を書類送検。警部補は依願退職した。

県警によると、警部補は6月21日午前1時半ごろ、自家用車を飲酒運転。津市の県道交差点で赤信号を無視したとされる。同乗者はなく、付近のパトカーが信号無視を確認して発覚した。

警部補は前日夜に自宅で500ミリリットルの缶酎ハイ3本を飲んでおり、県警の聞き取りに「通行量が少なかったのでやってしまった。これまでに何回か同じことをした」と話したという。

また、実弾の入った拳銃を誤って自宅に持ち帰ったとして、県警は先月12日付で警察署所属の30代男性巡査を所属長訓戒とした。巡査は翌日出勤した際に拳銃を持ち帰っていたことに気付いて上司に報告した。

岡﨑浩司首席監察官は「飲酒運転の根絶に向け取り組む中で、県民の信頼を大きく失墜する行為。誠に遺憾で深くおわび申し上げる。再発防止を徹底し、信頼回復に努める」と話した。