三重県の北勢バイパス建設促進期成同盟会(会長・森智広四日市市長)、四日市市などはこのほど、国土交通省を訪れ、国道1号北勢バイパスなどの早期整備を求めて要望活動をした。
要望には、森四日市市長、末松則子鈴鹿市長、伊藤正人菰野町都市整備課長、小川謙四日市商工会議所会頭、田中彩子鈴鹿商工会議所会頭が参加。中川康洋衆院議員、森由起子衆院議員も同席した。
一行は、吉岡幹夫国土交通事務次官、佐々木俊一道路局次長、内田欽也都市局長、岡野まさ子鉄道局次長らと面会し、要望書を手渡した。
要望書では、北勢バイパスについて、国道477号バイパス―国道1号(四日市市釆女町)の事業推進▽暫定2車線開通区間(三重郡朝日町小向の国道1号―市道日永八郷線)の速やかな4車線化―などを要望。
バスタ四日市については、魅力あるまちなかの実現に向けて整備事業の推進、中央通り再編事業と相互に連携した整備への配慮を、また近鉄・JR四日市駅周辺整備事業には、強力な支援を要望。あすなろう鉄道については、施設更新に向けた財政支援措置を求めた。
北勢バイパスについて、森市長は「国道477号バイパス以南についても、市もしっかり協力していくので一日も早い開通に向けて整備を進めていただきたい」と述べた。
また森市長はあすなろう鉄道について「現制度において、補助対象外となる内部車庫の老朽化に伴う更新事業が補助対象となるよう、制度の拡充をお願いしたい」などと訴えた。
これらの要望に対し吉岡国土交通事務次官は「形として目に見えるよう一つずつ取り組んでいく」と回答。佐々木道路局次長は「早く事業を進めるため予算がつくようしっかりと要求していく」と述べた。
駅周辺整備事業については、内田都市局長から「歩行者空間を確保して人の流れをつくる整備が進むよう支援していく」、四日市あすなろう鉄道について岡野鉄道局次長からは「引き続きしっかりと支援していく」と回答があった。