8耐初参戦でクラス優勝 鈴鹿大の吉田選手、市長に報告 三重

【今後の抱負などについて語る吉田選手=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市の鈴鹿大学国際地域学部3年で、二輪ライダーの吉田愛乃助選手(20)=TONE RT SYNCEDGE4413 BMW所属=が2日、同市役所を訪問。7月に鈴鹿サーキットで開催した「鈴鹿8時間耐久ロードレース」に初参戦し、スーパーストック(SST)クラスで、所属チームが2位に1周差をつけて優勝したことを末松則子市長に報告した。

吉田選手は徳島県出身。バイク好きの父親の影響で、3歳からポケットバイクに乗り始めた。令和4年の国内レース5戦全勝を経て、昨年から現チームに正式加入した。

8耐では第2ライダーとして臨んだ。予選で転倒し、右足の靱帯(じんたい)負傷と右手拳を2針縫うけがをしたが、決勝では24周を完走した。

来庁した吉田選手は「全力で走ることができた」とレースを振り返り、「卒業後は米国や欧州などに行き、世界で通用する選手になりたい」と今後の抱負を語った。

末松市長は「この経験を次のレースに生かし、自分の夢に向かってどんどんチャレンジして」と激励した。