アニメや伝統の遊びで日韓交流 津商高生、オンラインで 三重

【オンラインでルールを確認しながら「ユンノリ」に挑戦する生徒=津市渋見町の県立津商高で】

【津】三重県津市渋見町の県立津商業高の3年生が2日、姉妹校提携を結ぶ韓国の私立世宗大聖高校とオンラインで交流した。7月に続く2回目。相手の言葉で互いのアニメ文化を紹介し合い、伝統の遊びを共に楽しんだ。

世宗高生は韓国のアニメ事情を「アニメはタブレットに連載され、ドラマ化がたくさん行われる」と日本語で説明。津商生は「クレヨンしんちゃん」や「千と千尋の神隠し」など人気作品の登場人物やあらすじを韓国語で紹介した。

互いの文化を体験する時間では、班に分かれてすごろくに似た韓国伝統の遊び「ユンノリ」をオンラインで対戦。津商生が作った二人羽織の紹介動画を基に実際に2人1組でメークに挑戦し、大いに盛り上がった。

池田彩世さん(18)は「言葉が通じず難しいと感じるが通じた時は楽しいしうれしい。ユンノリはすごろくより頭を使うと思った」と感想を話した。

両校のオンライン交流はコロナ禍で互いの行き来が中断した一昨年度に始まり、本年度は津商は3年生、世宗大聖高は2、3年生が両校21人ずつ全3回で交流する。