現代萬古茶わんで呈茶 四日市市茶室「泗翠庵」で始まる 三重

【現代萬古作家の茶わんが並ぶ立礼席=四日市市鵜の森の市茶室泗翠庵で】

【四日市】地元を代表する現代萬古作家26人の新作茶わん26点を展示し、好みの茶わんで呈茶する「萬古作家のお茶碗(わん)でお茶を楽しむ2024夏」(市文化まちづくり財団主催)が1日、三重県四日市市鵜の森の市茶室泗翠庵で始まった。一服550円(菓子付き)、31日まで。月曜日は休み。

「水玉紋茶碗」や「焼〆夏茶碗」など、作家らの持ち味を生かした季節感あふれる作品が並ぶ。訪れた人は、お気に入りの茶わんを選び、四日市茶道教授連盟松尾流師範の奥村宗巧さんらのお点前でひとときの涼を楽しんでいた。

鷺草図平茶碗を選んだ同市小杉町の伊藤淳子さん(48)は「夏らしいサギソウの図柄がすてき。爽やかな雰囲気の中で暑さを忘れました」と話していた。

11日午前10時からは、山形県山形市・戸田屋正道の「月美羊羹(ようかん)」で呈茶する「全国和菓子めぐり」(限定40人、なくなり次第、通常の和菓子)がある。