内宮のさい銭置き場にナイフ 銃刀法違反の疑いで男送検 三重県警伊勢署

【伊勢】伊勢神宮内宮のさい銭置き場にナイフを置いたとして、三重県警伊勢署は1日、銃刀法違反(刃物の携帯)の疑いで、長野県小谷村、アルバイト従業員の男(56)を書類送検した。

送検容疑は昨年11月9日午後3時15分ごろ、伊勢市宇治館町の伊勢神宮内宮で、刃渡り約13・5センチのサバイバルナイフ1本を正当な理由なく所持した疑い。容疑を認めている。

同署によると、さやに入ったナイフを神宮職員が発見。防犯カメラの映像などから特定した。男は取り調べに対して「伊勢神宮にナイフを奉納したかった」などと供述しているという。

伊勢神宮によると、酒やコメなど、お金以外のお供え物について、さい銭置き場での受け取りはしていないという。担当者は「お供え物は神楽殿に奉納してほしい」と呼びかけている。