新型コロナ5週連続で増 三重

三重県は31日、先週(先月22―28日)の新型コロナウイルス感染状況を公表した。1医療機関あたりの新規感染者数は平均で前週比15%増の15・54人。5週連続で増えた。

県によると、県内の1日あたりの新規感染者数は、前週より130人ほど多い約990人と推計される。入院患者数は前週同一曜日比58人増の381人。重症者はいない。

保健所管内別の1医療機関あたり新規感染者は桑名29・6人▽四日市12・4人▽鈴鹿11・2人▽津14・45人▽松阪12・38人▽伊勢13・27人▽伊賀14・88人▽尾鷲16・5人▽熊野15・5人―となった。

また、7月28日までの1週間で報告された手足口病の患者は、1医療機関あたり平均25・89人となり、前週比で6%の減少。2週連続で減少しつつ、警報レベル(5人)を8週連続で上回っている。

感染症対策課は新型コロナについて「全国的に増加傾向が顕著。基本的な感染防止対策を取ってもらいたい」とし、手足口病については「減少はしているが、まだ警報レベルよりも高い段階にある」と説明。いずれも手洗いなどの感染防止対策を呼びかけている。