自由研究のアイデアいっぱい 鳥羽水族館で企画展 飼育員が講師のセミナーも

【自由研究のヒントになるアイデアを集めた企画展の会場=鳥羽市の鳥羽水族館で】

【鳥羽】三重県鳥羽市の鳥羽水族館で、夏休みの自由研究のヒントになるアイデアを集めた企画展「夏だ!とばすいじゆうけんきゅう展」が開かれている。9月1日まで。

水槽作りのプロの飼育員が水槽の組み立て方や水の管理、掃除のやり方などをパネルを使って分かりやすく解説。ヒトデやザリガニ、メダカなど約7種20点の生き物を間近で見ながら、生態や観察のポイントなどを学ぶことができる。

自由研究のテーマとして取り上げられることが多い「SDGs」(持続可能な開発目標)にも目を向け、同館が行うSDGsの取り組みや海洋プラスチック問題について紹介するほか、同館の職員が海辺で拾ったプラスチックごみを使って制作したアート作品も展示した。

生き物のトレーニングの紹介や、水族館と生き物について事前に募集した質問に飼育員が答えるコーナーもある。

9日まで飼育員が講師となり、ジュゴンとマナティーの違いや獣医の仕事などをテーマにしたセミナーを開催。各日1回、午後2時半から約30分間。入館料と別に参加費300円が必要。同館ホームページから事前に申し込む。

広報担当者は「夏休みの自由研究のヒントや深掘りできるアイデアを用意しているので、鳥羽水族館に来ていただければ」と話した。