伊勢新聞

力士の川村さん「来年は十両に」 鈴鹿出身、市長に抱負 三重

【今後の抱負などを語る川村さん=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】大相撲の鳴戸部屋に所属する三重県鈴鹿市一の宮町出身の力士、川村泰斗さん(22)が30日、同市役所を訪問し、末松則子市長に今後の抱負などを語った。

川村さんは身長180・4センチ、体重135キロで、現在の階級は幕下51枚目。

高校入学後、ウエイトリフティング部に所属したが「体を使って人に挑みたい」と、1年のうちに退学し、相撲の道を歩むことを決意。鳴戸部屋に入門し、ことしの名古屋場所から幕下に昇格した。

名古屋場所を振り返り「格上げしたことで緊張して、いい成績が取れなかった」と落ち込みながらも「来年は十両に上がりたい」と意気込みを見せ、「いつか自分で部屋を起して、鈴鹿に宿舎を置きたい。ゆくゆくは鈴鹿を相撲のまちにしたい」と今後の抱負を語った。

末松市長は「秋場所もけがに気をつけて頑張って。応援している」と激励した。