夏休みに児童預かり 鈴鹿の長太まちづくり協が開始 三重

【持参した折り紙で子どもたちと遊ぶ鈴鹿高生ら=鈴鹿市長太旭町5丁目の市立長太小学校で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市の長太地区まちづくり協議会(橋本武己会長)による夏休みの児童預かり事業がこのほど、同市長太旭町5丁目の市立長太小学校で始まった。8月30日までの夏休み期間中の15日間、同校の教室を借りて、地域の子どもたちが安心安全に活動できる場所を提供する。

若い世代が地域で快適に過ごせる環境をつくりたいと、ことしで4年目の取り組み。

参加対象になるのは、保護者が共働き世帯の1―4年生の児童。ことしは11人が参加し、29日にスタートした。

地域の有志17人が支援員として交代で子どもたちを見守り、一緒に宿題をしたり遊んだり、昼食を食べたりする。

ことしは、私立鈴鹿高校2年総合コース幼児教育系クラスにも協力を依頼。30日は濱口莉良さん(16)、加藤沙耶花さん(17)が、持参した折り紙で子どもたちと遊ぶなど、活動を手伝った。

濱口さんは「普段小学生と関わる機会がないので貴重な経験になった」、加藤さんは「人見知りの子どもたちとも仲良くなって一緒に楽しみたい」とそれぞれ話した。

8月5日までの4日間で、計4人の生徒が2日ずつ支援に参加する。

橋本会長(70)=同市長太旭町3丁目=は「たくさんの人の協力で4年目を迎えることができた。つないできた縁を大事にし、今後も活動を継続していきたい」と話した。