甲子園で1勝を目標に 三重県代表の菰野ナインが知事に健闘誓う

【一見知事に甲子園出場を報告する菰野高校野球部の(右端から)山口拓真主将、堀田貴雅副主将、栄田人逢投手=県庁で】

7月5日から29日まで、三重県四日市市羽津甲の市営霞ケ浦第1球場などで開かれた、第106回全国高校野球選手権三重大会で優勝した県立菰野高校(森健人校長)の選手代表らが30日、県庁を訪れ、一見勝之知事に平成20年以来16年ぶり3度目の同大会優勝と夏の甲子園出場を報告した。

3年生の山口拓真主将は「甲子園の経験は全員が初めて。甲子園1勝を目標に、まずは楽しくプレーできることを心がけていきたい」と抱負を述べた。

準決勝の三重戦、決勝の鈴鹿戦で完封勝利を挙げた栄田(えいだ)人逢(とあ)投手を始め、2年生中心の戦力で勝ち上がったが、森田亮太監督は「主将、副主将を始めとした3年生の支えで思い切ったプレーができた」。

同大会は記録員でベンチ入りした堀田貴雅副主将は「背番号をつけた20人が躍動して頑張ってくれた。甲子園ではスタンドから精いっぱい応援したい」と話した。

全国高校野球選手権大会は8月7日に開幕する。同校は過去春夏通算3度の甲子園出場を果たすも未勝利。初の甲子園1勝がかかる初戦の相手は8月4日の組み合わせ抽選会で決まる。