コンランショップ監修のホテル 多気町ヴィソンに8月オープン 「ハシェンダ」内覧会

【ハシェンダヴィソンの客室】

【多気郡】三重県多気町の商業リゾート施設「VISON(ヴィソン)」の農園エリアに開業するホテル「HACIENDA VISON(ハシェンダ ヴィソン)」のオープニングセレモニーと内覧会が29日あった。8月1日に開業する。

ハシェンダはスペイン語で農場を意味する。イギリスを代表するデザイナー、テレンス・コンランが世界4カ国で展開する家具インテリア販売「ザ・コンランショップ」がデザインを監修した。

ホテルは2階建て。1部屋ごとにコンセプトが異なる6室があり、広さは77―90平方メートル。各部屋はダブルベッド2台を備え、最大4人が宿泊できる。キッチンを併設。1階の2部屋は客室専用ガーデンがある。

テレンス・コンランをイメージした部屋は彼のデザイン哲学「無駄なくシンプルで実用的」がベース。ピカソの出身地として知られるリゾート地、スペイン・マラガをテーマにした客室は南欧の温暖で開放的な雰囲気とスペインのモダンデザインを合わせ、ペット同伴可能。

式典であいさつに立ったコンランショップ・ジャパン(東京都新宿区)の中原慎一郎社長は「農園が広がる所にある邸宅をイメージし、一つ一つの部屋にストーリーとコンセプトを考えてしつらえた。素晴らしい環境にあり、食を含めて体験できる」とアピールした。

【ハシェンダヴィソンのテープカット=多気町ヴィソンで】

テープカットでは中原社長や、ホテルのオーナーとなる合同会社「ヴィソン・マナー」の小柴正浩代表社員、運営に当たる「アクアイグニス」の立花哲也代表取締役らがはさみを入れた。