菊丸さんの落語楽しむ 亀山の中華料理店で20人

【巧妙な話術で笑いを誘う菊丸氏=亀山市みずほ台の「中国名菜しらかわ」で】

【亀山】三重県亀山市みずほ台のミシュランガイドに掲載されている中華料理店「中国名菜しらかわ」(白川貴久店主)は28日、開店18周年記念として同店で、同市出身で市文化大使を務める、落語家・林家菊丸氏の独演会を開き、市民のほか、津、四日市市などから計20人が菊丸氏の落語を楽しんだ。

白川店主(49)と芸歴30年の菊丸氏は、十数年前から親交があり、菊丸氏は同店の18周年記念にと、快く承諾した。

おはやしの合図で登場した菊丸氏は、自身の母校、亀山中学校での思い出などを交え、古典落語「青菜」など2演目を巧妙な話術で笑いを誘った。

独演会後、参加者らは菊丸氏を交えて懇親会を開き、白川店主の料理を味わいながら、和やかな時間を過ごした。

四日市市から夫婦で参加した50代の女性は「間近で菊丸さんの落語が楽しめて、料理もおいしくいただき、最高の時間でした」、白川店主は「皆さんに楽しんでいただけてよかった。菊丸さんには、感謝している」と話していた。