伊勢新聞

紙芝居を通して「中入道」紹介 四日市でお笑い芸人オレンジ田中さん、児童に披露 三重

【紙芝居を披露する田中さん(左)と「双六人間」のユーチンさん=四日市市の桜台学童保育所日の本クラブで】

【四日市】三重県の四日市市出身で吉本興業所属のお笑い芸人オレンジ田中哲也さん(45)と、田中さんの後輩芸人「双六(すごろく)人間」のユーチンさん(37)が25日、同市の桜台学童保育所日の本クラブを訪れ、日本一大きいといわれるからくり人形「大入道(おにゅうどう)」を模した同市諏訪栄町のグリーンモール商店街にある人形「中(ちゅう)入道」を題材にした紙芝居を披露した。

この催しは、地域のことを知り、自分たちの住むまちに愛着を持ってもらおうと、県北部の7市町で学童保育所を運営する社会福祉法人「日の本福祉会」が開いた。桜台学童保育所を利用する児童と、ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を使って市内3カ所の他の学童保育所とつなぎ、計約170人が紙芝居を見た。

紙芝居は商店街で中入道が愛されるまでをたどった話で、田中さんと、NPO法人「市民社会研究所」、四日市諏訪商店街振興組合、ユニバーサル就労センターが作った。

ノリツッコミの場面もあり、桜台小学校5年の加藤凛花さん(10)は「紙芝居を見て、中入道のことを知ることができた。ツッコミが面白かった」と話した。