伊勢新聞

「夏の夕 新しい本 ありました」が最優秀 亀山で子ども俳句講座、小中学生ら詠む 三重

【俳句の楽しさを伝える家藤氏(右)=亀山市羽若町の市総合保健福祉センターで】

【亀山】三重県の亀山市文化課は28日、同市羽若町の市総合保健福祉センターで、「子ども俳句講座」を開き、市内の小・中学生計33人と保護者ら計50人が参加した。

同講座は、本年度市が掲げる「かめやま文化年2024」の一環。子どもらに俳句の基本的な詠み方のルールと楽しみ方を学び、興味を持ってもらうのを目的に初めて試みた。

この日は、テレビ番組「NHK俳句」に出演するなど全国で活躍する、俳人・家藤正人氏を講師に、参加者らは、与えられた「ちょっとうれしい」、「ちょっとかなしい」のお題で俳句を作り、参加者全員が選んだ最優秀賞には、「夏の夕 新しい本 ありました」が選ばれた。

家藤氏は「俳句は、五七五調の17文字で季語を入れるのが基本です。難しく考えず、自分の思いを詠んで」と説明した。

市立亀山西小学校3年生の西川莉愛さん(8つ)は「ちょっと難しかったけど、俳句に興味を持った」と話していた。