地域と家庭の連携で子育て楽しく 亀山市立図書館で講座、アイデア考える 三重

【受講者らが考えたアイディアを見守る福島代表(右から3人目))=亀山市御幸町の市立図書館で】

【亀山】三重県の亀山市は27日、同市御幸町の市立図書館で、かめやま人(びと)キャンパス2期生受講者を対象に「第2回まちのせんせい養成講座」を開き、市民ら6人が参加した。

令和元年度からスタートした同キャンパスは、3年間を1期として、1年目は入門編、2年目は基礎編、最終年の3年目は応用編として、3年間で16回の講座を通じて、多種多様な分野の学びのスキルを高めるのが目的。

1期生は、コロナの影響で4年間として、受講した17人は、「かめやま人」として認定され、学びの成果を役立てて、行政委員への委嘱や市中央公民館講座の講師に登用されるなど活躍している。

同5年度からの2期受講者2年目のこの日は、基礎後編として「子育て心理カウンセラーCLUB~にこりん~」の福島伸江代表=鈴鹿市=が講師を務め、ワークショップ形式で「地域と家庭の連携で子育てが楽しくなるアイディアを考えよう」と題して講演した。

参加者から、「地域内をパトロールする車に、動物の絵が描かれていたら楽しい」「子育て中の母親が、買い物や美容院に行く間、地域で子どもを預けられる託児所があったら」などの意見があった。

子育て中の母親の支援活動団体「リフレッシュYui」代表の下重智子さん(45)=同市阿野田町=は「自分の知らない知識やコミュニケーションの手法などを学ぶために受講した」とし、「学んだことを、自身の活動に生かしたい」と話していた。

福島代表は「講座で学ぶスキルを、地域のサロンなどさまざまな場で活用してもらえれば」と語った。