菰野高の野球部監督、体罰疑い 三重県教委が調査へ

福永和伸三重県教育長は25日の定例会見で、県立菰野高の野球部監督を務めた60代男性教諭が体罰をした疑いがあるとして、調査を進めることを明らかにした。

県教委によると、関係者から先月中旬、学校に「不適切な言動がある」との指摘があった。校長が監督や生徒に聞き取った上で、県教委に体罰の疑いがあると報告した。

学校は暫定的な対応として、先月17日以降、この教諭を指導には携わらせていない。開催中の全国高校野球選手権三重大会では、前部長が監督を務めている。

福永教育長は会見で、体罰の疑いがある具体的な行為について「まだ確認していない」と説明。事実関係が認められた場合には、処分を検討する考えを示した。