伊勢新聞

若手職員「創業支援」を学ぶ 津で日本公庫と信用保証協会が合同研修 三重

【起業体験について講演する浜中代表(左奥)=津市万町津の日本公庫津支店で】

日本政策金融公庫の三重県内三支店と県信用保証協会は24日、津市万町津の日本政策金融公庫津支店で「合同創業支援研修」を開き、両機関から若手職員約20人が参加。講演やグループ討論などを通じて創業支援について学んだ。

研修は、コロナ禍も収束に向かい増加傾向にある創業相談に的確に対応していこうと、創業支援に力を入れている日本公庫と県信用保証協会が、両機関の若手職員の創業スキル向上を目的に実施。起業家や税理士による講演や、両機関職員による創業審査のポイントについての説明などがあった。

講演では、平成26年、四日市市で介護施設などを運営する「PlanB」社を創業した浜中俊哉代表が、起業体験や金融機関に期待することについて話した。

浜中さんは「同じ夢を何回も見るなど、毎日不安でしょうがなかった」と起業時を振り返り、金融機関に期待することについて「自社が外部からどのような評価を受けているかなど教えてもらえればすごく頑張りがいがある」と語った。

講演後のグループディスカッションでは、人材確保を経営課題とするPlanB社がどうすれば優秀な人材を確保できるかをテーマに、意見交換しながら支援策を考えた。