子どもら銀行の仕事学ぶ 33銀が親子イベント 四日市

【お札の縦読みに挑戦する男子児童ら=四日市市西新地で】

【四日市】三十三銀行(道廣剛太郎頭取)は24日、三重県四日市市西新地の同行本店で、お金や銀行の働きを学んでもらうイベント「夏休み!銀行ワクドキ体験隊」を開き、県内を中心に小学4―6年生の児童と保護者、22組46人が参加した。

参加者は、「日本で初めてお札が使われるようになったのは、どこ?」「今までお札の絵柄になったことのない動物は?」など10問のお金クイズを楽しんだ後、お札の秘密や銀行について学習。銀行の主な仕事は①預金②貸出③為替―で、多くの人や会社から預金を集め、お金を必要としている人や会社に貸すのが役割で、活動がうまくいくようにお金を循環させて社会全体の役に立っている、との説明を受け、児童らは熱心に聞き入っていた。

お札の数え方体験では、同行経営企画部の行員の解説で、参加者は縦読みと横読みに挑戦。練習用の模擬紙幣を手に、行員の指導を受けながら熱心に取り組んでいた。

【1億円の札束を持ち上げる男子児童ら=四日市市西新地で】

さらに、紙幣計算機▽硬貨包装機▽1億円―などが用意され、参加者は本物の1億円の札束を持ち上げて重さを体験。3日から発行の新紙幣で用意された重さ約十キロの札束を持ち上げた参加者は、親子で写真を撮り合い、感想を話し合うなどしていた。道廣頭取に質問できる時間もあり、参加者は笑顔で親子の時間を楽しんでいた。