津田、菰野、三重が4強 夏の高校野球三重大会、明野―鈴鹿は継続試合

【三重―海星 八回表2死二塁から、二走東川が三重1番田中の投手への内野安打で三塁に到達後、相手守備陣のすきをついて本塁に生還。三重5点目=津球場で】

夏の甲子園出場を懸けた第106回全国高校野球選手権三重大会(県高野連など主催)は24日、四日市市営霞ケ浦第1野球場と津球場公園内野球場で準々決勝4試合中3試合が成立し、津田学園、菰野、三重が4強入りと準決勝進出。明野―鈴鹿は、悪天候とグラウンドコンディション不良のため継続試合となった。

今春の県大会を制した津田学園は延長十回タイブレーク、5―4で高田を破り2年連続の4強。3点差の八回、7番宮地渉の適時二塁打などで追い付くと、延長十回、5番桑山晄太朗の犠飛でサヨナラ勝ちを決めた。高田は55年ぶりの4強入りはならなかった。

今春の県大会準優勝で東海大会準優勝の菰野は近大高専に4―2で競り勝ち2年ぶりの4強。2―2の八回、5番松山颯汰の犠飛で3―2の勝ち越し。九回はこの日最速157キロを記録した近大高専2番手吉留勇太から右中間越え三塁打を放った2番中川漣心が吉留の暴投で返り4点目を挙げた。

2年ぶりの夏の甲子園出場を目指す三重は海星に5―2で勝利。初回、3番澤村凪人の2点本塁打で先制し、五回には4番芝山博翔の適時打などで2点を加えた。海星は5投手の継投で粘り強さを見せるも、及ばなかった。

明野―鈴鹿は、鈴鹿が5―0と試合をリードした五回裏以降、雷雨が降り続いた影響で継続試合となった。25日午前10時、六回表の明野の攻撃から再開する。日程は1日ずつ順延され、準決勝は27日、決勝は29日に行われる。