土用の丑の日に温泉入浴を 津・湯元榊原館が「丑湯」呼びかけ 三重

【「湯禊水」を手に企画を紹介する小寺さん=津市榊原町の湯元榊原館日帰り温泉「湯の庄」で】

【津】三重県津市榊原町の温泉旅館「湯元榊原館」(前田諭人社長)が、土用の丑(うし)の日に温泉に入る「丑湯」を呼びかけている。「一の丑」の24日から8月4日まで、同市大門のうなぎ店「はし家」とコラボ。期間中同店で食事したレシートを同館の日帰り温泉「湯の庄」入浴時に提示すると各日先着50人に温泉水のミネラルウオーター「湯禊水(とけいすい)」1本(500ミリリットル、販売価格200円)をプレゼントする。

同館によると「丑湯」は土用の丑の日に温泉に入ると病を免れるとする風習で、青森県や岡山県北部などで見られるという。「土用の丑=ウナギ」の知名度に比べ丑湯の風習を知る人は少ないが、同館の源泉が31・2℃のぬる湯で夏の入浴に最適なことから合わせて知ってもらおうと企画。親交のある同店に呼びかけた。

入湯料は大人千円、3歳―小学生500円。同館の小寺信義さん(39)は「ウナギと温泉の相乗効果で酷暑の疲れを取って」と話している。問い合わせは同館=電話059(252)0206=へ。