伊勢新聞

下水道、浄化センターの役割学ぶ 伊勢で親子見学会 三重

【ペットボトルに水とトイレットペーパーやティッシュを入れて溶け方を観察する参加者たち=伊勢市大湊町の宮川浄化センターで】

【伊勢】三重県伊勢市大湊町の宮川浄化センターで23日、夏休み親子見学会が開かれた。市内の小学生と保護者らが、実験や施設見学を楽しみ、下水道について学んだ。

浄化センターの役割を知り、下水道への理解を深めてもらおうと、市と県下水道公社が小学生を対象に毎年開いている。

この日は、市内の児童と保護者ら約170人が、午前と午後の4班に分かれて参加。市職員らが講義で、浄化センターでは家庭などから排出される汚れた水を、微生物の働きを利用して浄化し、川に放流していることを説明した。

実験では、しょうゆやガムシロップ、麦茶を混ぜた水の水質検査をしたり、トイレットペーパーとティッシュペーパーを水に溶かして違いを観察。最後に職員の案内で施設を見て回った。

参加した小俣小5年の中野冬羽さん(10)は「水の汚れを調べる実験がおもしろかった。汚れた水をきれいにする施設はすごいと思った」と話していた。