「尾鷲節パレード」22年ぶり復活 8月3日に「おわせ港まつり」 三重

【「おわせ港まつり」の詳細を発表する村瀬委員長(左)=尾鷲市役所で】

【尾鷲】三重県の尾鷲港周辺で来月3日に開く「おわせ港まつり」の実行委員会は23日、尾鷲市役所でイベントの詳細を発表した。22年ぶりに復活する「尾鷲節パレード」をはじめ、多彩な催しを展開する。

主体行事は尾鷲節パレード▽海上花火大会▽ダンスや民謡を披露する特設ステージ―の三つ。新規行事の一つとして、同市港町の魚市場に「おわせマルシェ」を開き、飲食と物販の13店舗が一堂に会する。

パレードは午後4時から、紀望通りを200メートルほど練り歩く。22団体の約600人に加え、昨年度にふるさと納税で同市に寄付した438人など、計1057人が参加する予定。

花火は午後7時半から、昨夏の天候不良や火災で打ち上げられなかった花火を含め、15号玉など約3千発が夜空を彩る。初の試みとして、市の公式ユーチューブで特設ステージから花火の様子を生配信する。

また、今年の寄付金は1569万円が集まったと報告。内訳は一般協賛金が約827万円、祝い協賛金が約123万円、供養が568万円、募金が約51万円だった。

村瀬晃健委員長(48)は「今年は市政70周年。例年以上に市と連携を取っていく」と強調。「当日は朝から楽しめるようなイベントを用意している。多くの方に参加してほしい」と話した。