サモアで教育システム技術支援へ 海外協力隊、鈴鹿の藤田さん 三重

【出発前に意気込みを語る藤田さん=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】8月18日から2年間、国際協力機構(JICA)の海外協力隊員としてサモアに派遣される鈴鹿市小田町のシステムエンジニア、藤田菜緒さん(26)が23日、同市役所を訪問し、末松則子市長に出発前の意気込みなどを語った。

藤田さんは、ウポル島アピアにあるオンライン教育の提供に取り組む機関、教育スポーツ文化省ICT局で、学校管理システムの運用や保守メンテナンスの支援をする。

来庁した藤田さんは「(隊員になることは)高校生のころからの夢。これまでの知識や経験を生かし、サモアで子どもたちの教育を受ける機会を増やす手助けができれば」と抱負を述べた。

末松市長は「一人で行こうと決めた勇気や探究心が素晴らしい。現地の人たちと仲良くなって、力いっぱい頑張って」と激励した。