災害時に生活用水提供 鈴鹿市と敷島スターチが協定 三重

【協定書を手にする(左から)末松市長、富田社長=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市と同市長太栄町の敷島スターチ(富田哲司社長)は22日、同市役所で「災害時における生活用水等の提供に関する協定」を締結した。

協定締結により、市の要請で同社は敷地内の井戸水を無償で提供する。地域貢献の一環として、同社が市に提案した。

提供する水は処理済みで、市民の飲料用水や生活用水として活用する。

同日の協定締結式で、末松則子市長は「今回の協定締結は、災害時の防災対策として非常に重要なこと。今後も支援体制を構築していく」、富田社長は「これまで事業継続できたのは市のみなさんのおかげ。飲料可能な状態でためている井戸水をもしもの時に役立てればと考えた」とそれぞれあいさつし、協定書に署名した。