フィルムの風景写真20点 津で川瀬さんが作品展 三重

【作品を紹介する川瀬さん=津市一身田町の一身田寺内町の館で】

【津】三重県津市一身田平野の写真愛好家、川瀬寿男さん(81)の個展「櫛田川とその支流」が、同市一身田町の一身田寺内町の館で開かれている。この5年に撮影したフィルム写真20点を展示している。31日まで。入場無料。月曜休館。

川瀬さんの写真歴は約25年。フィルム写真にこだわり、現在は無所属で自然を撮り続けている。

県中部を流れる櫛田川支流の青田川とヤマザクラ、木梶川のきわら滝、江馬小屋渓谷の紅葉など四季の風景を展示。本流の上流で撮影した作品は、ごつごつとした蛇紋岩の岩肌に赤く小さな神宮ツツジが咲き、川面に映っている。

川瀬さんは空気が澄んだ朝一番のシャッターチャンスを狙って暗いうちから待つといい「1枚しか撮れないが撮れた時はうれしい」と話した。

同館では趣味の作品の展示に1階展示室の一部を無償で貸し出している。