伊勢新聞

「阿下喜八幡祭」を支援 明治安田生命が自治会に助成金 三重・いなべ

【目録を手にする長谷川所長(右から3人目)、川瀬会長(同4人目)ら=いなべ市北勢町阿下喜で】

【いなべ】明治安田生命(東京)は22日、三重県いなべ市北勢町阿下喜の大西神社などで27日に開催される「阿下喜八幡祭」を支援する助成金として、祭りを主催する阿下喜自治会(川瀬豊治会長)に26万5千円を贈呈した。同社は助成金交付とあわせて、従業員によるボランティアなどへの参画、県内ネットワークを活用した祭りへの誘客・PR活動に取り組むほか、祭り当日はブースを設置して健康増進イベントを実施。地域社会に根付いた文化事業の継承・発展に向けた協働を通じて「地域社会との絆」を深め、地域社会の振興に貢献する。

同祭りは阿下喜地区の伝統的な祭りで、大人みこしと子供みこしが町中を練り回して威勢の良さを見せつけ、暴れみこしの別名が付いている。4年連続の開催となる今年は、昨年に続いて大人みこしと子供みこしが行われ、大人と子供がそれぞれ町内を練り歩く。

同市北勢町の阿下喜会館で贈呈式があり、同社四日市支社いなべ営業所の長谷川昌美所長が川瀬会長に目録を手渡した。長谷川所長は「長年続いているお祭りを応援できることは光栄。当日は職員39人全員が参加し、血管年齢測定やベジチェックに加えて子ども向けの新たな取り組みも行うので、多くのご参加を」とあいさつした。

川瀬会長は「去年は大人みこしと子供みこしを1時間ずらしてスタートさせたが、大人と子供でお互いの姿を見られなかったので、今年は見られるようにした。盛り上がる祭りにしたいし、助成金を有効活用して祭りを成功させ、次の世代に引き継いでいきたい」と語り、同社の支援に感謝の弁を述べた。