伊勢新聞

独自の世界、自由に描く 中1アーティスト、片出さん個展 玉城町

【描きたいものを自由に表現した作品を紹介する片出さん=玉城町原の「摘み草かふぇ 陽光桜のかぜ」で】

【度会郡】玉城町原の「摘み草かふぇ 陽光桜のかぜ」で、南伊勢町礫浦のアーティストで、三重中学校1年の片出一惺さん(12)の個展が開かれている。31日まで。水曜日は休み。

小さい頃から絵が好きで魚やドラゴン、フラミンゴなどを独自の世界で描いている片出さん。小3の時に画家の玄さんが取り組む「セブ島アート街プロジェクト」に参加し、東京で玄さんと作品展を開いたり、子ども服ブランドとコラボしてTシャツのデザインを担当したりするなど、幅広い活動を展開している。

県内でも個展を開き、今回で4回目。アクリル絵の具などを使い、描きたいものを自由に表現した14点を出展した。

会場には、平和を願うモンスターや色鮮やかに描いたフラミンゴ、「永遠」と「瞬間」を表現した抽象画、勇壮に描き上げた「風神雷神」などが並び、訪れた人の目を楽しませている。

片出さんは「いろんな人に自分の作品を見てもらい、絵に興味を持ってもらえたらうれしい」と話していた。