夏の甲子園出場を懸けた第106回全国高校野球選手権三重大会(県高野連など主催)は20日、四日市市営霞ケ浦第1野球場など4球場で2回戦残り8試合があり、明野や鈴鹿、神村学園伊賀、近大高専などが勝って3回戦進出を決め、16強が出そろった。3回戦8試合は22日に行われる。
シード校の明野は同点の三回、5番丹羽南斗、6番吉田鉄昇の連続適時打で3点勝ち越し。その後も追加点を重ねて、8―1で松阪を下した。
昨秋県大会準優勝の鈴鹿は初回、5番山中飛空、7番伊藤大輝の適時打で4点先制。チームで10単打を放ち、11―1で四日市にコールド勝ちした。
昨秋県3位の神村学園伊賀は初回、4番佐藤センジの適時打で先制。同点の七回に4本の長打を含む7安打で6点を奪い、7―1で白子を退けた。
昨秋県4位の近大高専は初回、4番山中稜太の適時二塁打で2点を先制。背番号10の先発武内義樹が完投し、久居農林を4―3で破った。
津商は二回、7番佐藤陽斗の適時打で先制。三回に3番粶文平が2点本塁打を放つなど、その後も追加点を挙げ、7―3で四日市工の反撃をしのぎきった。
四日市南は同点の九回裏、先頭の7番生川友太郎が三塁打。九回まで一人で投げた8番西山大志朗がサヨナラ打を放ち、伊勢に3―2で競り勝った。
久居は二回、2番吉岡琉偉の2点適時二塁打など、打者一巡の猛攻で5点を挙げ、10―3で宇治山田に勝って3回戦進出を決めた。
津西は四回に相手のボークで1点先制すると、六回には7番石川緒夏の適時三塁打で3点を挙げて4―0で四日市西を下した。
3回戦8試合は22日にあり、今春県大会優勝の津田学園は神村学園伊賀と四日市球場の第1試合で対戦。宇治山田商は昨秋の決勝で戦った鈴鹿とダイムスタジアム伊勢の第1試合で対戦する。第1試合の試合開始時刻は午前8時45分。
【20日】
▽2回戦
○…四日市球場…○
鈴鹿11―1四日市
(五回コールド)
津西4―0四日市西
○…津球場…○
神村学園伊賀7―1白子
津商7―3四日市工
○…ドリームオーシャンスタジアム…○
近大高専4―3久居農林
久居10―3宇治山田
(七回コールド)
○…ダイムスタジアム伊勢…○
明野8―1松阪
四日市南3―2伊勢
【22日】
▽3回戦
○…四日市球場…○
①津田学園―神村学園伊賀
②菰野―津西
○…津球場…○
①近大高専―尾鷲
②暁―高田
○…松阪球場…○
①久居―海星
②三重―津商
○…伊勢球場…○
①鈴鹿―宇治山田商
②明野―四日市南
※試合開始予定時刻は①8時45分~②11時15分~