鈴鹿市文化会館がリニューアル 耐震化し20日オープン 市長と関係者ら竣工式 三重

【テープカットで完成を祝う代表者ら=鈴鹿市飯野寺家町の市文化会館で】

【鈴鹿】20日のリニューアルオープンを前に、三重県鈴鹿市飯野寺家町の市文化会館で19日、竣工(しゅんこう)式があり、関係者約50人がテープカットなどで完成を祝った。

令和4年度から施設の老朽化や性能向上などに伴う大規模改修のため、休館していた。総工費は約20億8300万円。

ホールのつり天井の耐震改修や落下の危険性があった外壁タイルの改修、玄関前に車寄せを設置するとともに、段差を無くしてバリアフリー化することで、安全性や利便性を向上させたほか、旧プラネタリウムは機材を撤去し、多目的ドームに改修した。

リニューアルオープンセレモニーとして玄関前でテープカットし、末松則子市長ら代表7人が、紅白のリボンにはさみを入れた。

式典で末松市長は「市民サービスの向上へのさらなる充実と、あらゆる人のコミュニケーションを通した芸術文化の拠点として、地域全体の文化振興にも寄与することを願っている」と式辞を述べた。

この日はほかに、すずか応援アンバサダーの大谷芳照さんによる書道パフォーマンス、県立神戸高校吹奏楽部の記念コンサートがあった。

20、21日はいずれも午前10時―午後4時までワークショップなどのリニューアルオープンイベントを実施する。