津田、松阪商を零封 山商、菰野など3回戦へ 夏の高校野球三重大会

【津田学園―松阪商 二回表2死二塁、7番宮地の適時打で二走中村(左)が生還して津田学園が先制点を挙げる=四日市球場で】

夏の甲子園出場を懸けた第106回全国高校野球選手権三重大会(県高野連など主催)は19日、四日市市営霞ケ浦第1野球場など4球場で2回戦8試合があり、宇治山田商や津田学園、菰野などが勝って3回戦進出を決めた。今春県3位の昴学園は海星に敗れた。

2季連続の甲子園出場を目指す宇治山田商は2番伊藤大惺主将が先制打を含む5安打の活躍。三回以降、毎回得点を挙げ、8―0で津にコールド勝ちした。

今春の県大会を制した津田学園は二回、7番宮地渉の適時打で先制。主戦右腕中村駿亮主将ら3人の投手リレーで松阪商を完封し、5―0で下した。

今春の東海大会準優勝の菰野は桑名西に一時逆転されるも、同点の五回、4番森柊真の2点適時二塁打などで3点を奪い、5―2で初戦を突破した。

海星は初回、押し出し四球と敵失で2点を先制。先発右腕豊田捷人が7回3分の2を1失点に抑え、今春県3位のシード校、昴学園を破って3回戦進出を決めた。

初戦で昨年覇者のいなべ総合を破った尾鷲は3点追いかける六回、6番庄司陸人の適時三塁打、8番柿原咲太の適時二塁打など逆転。7―3で神戸に勝った。

2年ぶりの夏の甲子園出場を目指す三重は五回に打者一巡の猛攻で4点を奪うなど、12―0で相可にコールド勝ち。

高田は同点の八回、2番中村洸星の適時打で勝ち越し。四回から登板した主戦右腕中森煌陽が6回1失点と好投し、3―2でシード校の皇學館を破った。

暁は初回、内野ゴロで先制し、7回には連続適時打で2点を追加。川井秀斗と松島佑弥の投手リレーで上野を3―1で退けた。

20日は2回戦残り8試合があり、シード校の明野はダイムスタジアム伊勢の第1試合で松阪と対戦。他に、津商や鈴鹿、神村学園伊賀、近大高専などが登場する。第1試合の試合開始時刻は午前8時45分。

【宇治山田商―津 先発登板して三回まで投げた宇治山田商田中=伊勢球場で】