伊勢新聞

6月被害3億8750万円 SNS型投資・ロマンス詐欺、半年で昨年上回る 三重

三重県警組織犯罪対策課は17日、SNS(交流サイト)を通じて金銭をだまし取る「SNS型投資・ロマンス詐欺」について、先月中の被害額が前月比約1億円増の約3億8750万円だったと発表した。

同課によると、投資話を持ち掛ける「SNS型投資詐欺」の被害は前月比2件増の16件で、被害額は同約1億2230万円増の約3億520万円。

恋愛感情を抱かせて金銭をだまし取る「SNS型ロマンス詐欺」の被害は同3件増の14件で、被害額は同約2260万円減の約8230万円だった。

また、今年に入って6月までに県警が確認したSNS型投資・ロマンス詐欺の被害件数は計157件で、被害額は計約15億9920万円。119件で約11億5970万円だった昨年の被害を既に上回っている。

同課の大久保秀樹次長は「SNSの広告やダイレクトメッセージを入り口としたもうけ話は詐欺の手口。不安に思ったときは身近な人や警察に相談してほしい」と注意を呼びかけている。