介護や保育担い手5人に奨学金 生保三重県協会、津で授与式

【西岡会長(前列中央)と決定通知書を手にする奨学生ら=津市羽所町のアスト津で】

【津】三重県内の生命保険会社19社21支社で構成する生命保険協会県協会(会長・西岡宏倫明治安田生命津支社長)は18日、津市羽所町のアスト津で本年度の介護福祉士・保育士養成給付型奨学金の県内分授与式を開き、指定校の推薦で選ばれた5人に決定通知書を渡した。

高齢者介護や子育て支援に関わる専門職養成を支援する目的で毎年給付型奨学金を支給している。指定校から推薦された最終学年の学生に年間24万円を給付する。

授与式では西岡会長(56)が「高齢社会における介護の担い手として、また子育て支援に向けた保育の担い手として皆さんには大きな期待が寄せられている。簡単な仕事ではないが初心と志を忘れることなく活躍されることを願う」とあいさつし、出席した奨学生一人一人に決定通知書を手渡した。

ユマニテク医療福祉大学校の瀬古柑七さん(19)は「中学の職場体験でやりがいのある仕事と思い目指した。頼られる介護福祉士になりたい」、鈴鹿大学短期大学部の山本陽菜乃さん(19)は「奨学金を頂くことでより多くの学習時間を確保できる。良い保育士を目指し頑張ります」とそれぞれ謝辞した。

他の奨学生は介護福祉士を目指す小菅友希さん(ユマニテク医療福祉大学校)、ガレ・ラル・マヤさん(四日市福祉専門学校)、小掠桜花さん(高田短期大学)。